介護が必要になって最初にすること

最初にすること ~地域包括支援センターへ連絡~

自分の親や配偶者、あるいは自分自身に初めて介護が必要になったとき「何をしていいのか分からない!」と悩む方も多いと思います。今は元気に暮らしていても、急に介護が必要な状態になることもありますし、遠方に住む親がいつの間にか認知症になっていた・・・なんて状況もよくあります。

そんな時、最初にしてほしいのが「地域包括支援センター」に相談することです。

地域包括支援センターというと聞きなれない方もいると思いますが、全国に5千か所以上あり、お住まいの市町村に必ず担当のセンターがあります。

地域包括支援センターには様々な役割がありますが、まずは「高齢者の介護に関する相談窓口」と覚えてもらったらよいです。

電話でも来所でもOK。状況により訪問して相談してくれます。

相談料は無料。

本人が連絡できない場合は家族等、関わている方の相談でもOK。

運営の主体は市町村(市町村の直営約3割、委託7割)です。

地域包括支援センターには介護や福祉に関する知識を持った専門家が配置され、高齢者の総合的な相談に対応できる体制が整えられています。
心配なことがあれば、些細なことでもよいので、まず連絡しましょう!
介護保険のサービスが必要であれば、そのままサービスにつながるよう手続きをしてくれます。

地域包括支援センターはどこにある?

住んでいるエリアを担当する地域包括支援センターが必ずありますので、そのセンターがどこなのかを確認する必要があります。

1 市区町村のホームページや市区町村の福祉課窓口で確認
 電話で確認する場合は住んでいる住所を伝えると、管轄の地域包括支援センターを教えてくれます。

2 厚生労働省のホームページ
下記の 厚生労働省のホームページで全国の地域包括支援センターを確認できます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/

↑少しわかりにくいですが、「2.地域包括支援センターについて」という段落にあります。
管轄のエリアが書いていない場合は市区町村の窓口で確認してください。

市町村によっては地域包括支援センターという名前を別の名前を使用している場合があるので注意してください。

家族が連絡する場合で、家族と本人が異なる市町村に住んでいる場合は、本人が住んでいる市町村の地域包括支援センターに連絡しましょう。

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