介護保険サービス利用までの流れ

介護保険のサービスを利用するためには、どの程度介護が必要なのか申請をする必要があります。
介護保険サービスを利用できるのは、常時介護を必要とする状態(要介護状態)になった場合や、家事や身支度等の日常生活に支援が必要であり、特に介護予防サービスが効果的な状態(要支援状態)になった場合です。

1 要介護(要支援)認定の申請 

地域包括支援センターや居宅介護支援事業所で申請の手続きをします。
お住まいの地域包括支援センターに連絡して、「要介護認定の申請をしたい」旨を伝えてください。

2 認定調査と主治医意見書

申請をすると家や病院に調査員がやってきて、身体状況や介護の状況を調査します。
一方、担当医師が主治医の意見書を作成し、市町村に提出します。
介護認定審査会が開催され、調査の結果と主治医の意見書をもとに、どの程度介護が必要なのか要介護度が決定されます。

3 認定結果の通知  

申請から約1か月程度で要介護認定の結果が届きます。
認定結果は介護の必要度に応じて7段階に分けられます。

介護度によって、使えるサービスの種類や量が変わります。

4 ケアマネジャー等によるケアプランの作成

要介護認定がでたら、居宅介護支援事業所か地域包括支援センターに連絡し、ケアプランの作成を依頼します。
ケアプランとは、本人や家族の心身の状況や生活環境を配慮し、安心して自立した生活を送るためにどのようなサービスが必要かを計画したものです。基本的には要支援の場合は地域包括支援センターが担当し要介護の場合は居宅介護支援事業所が担当します。

どこに頼んでよいか分からない場合は、申請した窓口や地域包括支援センターに相談してください。

5 介護保険サービスの利用

ケアマネジャー等によるケアプラン作成ができたら、訪問介護事業所やデイサービス事業所等の介護サービス事業所と契約し、サービスがスタートします。

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